【NHKマイルC】足で稼いだウラ話盛り沢山!悲運の乗り替わりから謎の敗戦までズバリ

2025/5/4
提供:重賞トレンドジャッジ
NHKマイルC

境和樹

GⅠラッシュ一発目はヘデントールが勝利!

ブライアンはドンズバTVでもこの馬を推していたよね。

ブライアン

陣営の勝負度合いがすさまじかったからな。戸崎からレーンに鞍上をスイッチしただけでなく、そのレーンにも週中の調教から乗れるようなスケジューリングを要求。これは是が非でも獲りたい一戦だったんだろう。

2着はビザンチンドリーム。これは編集長が挙げてくれた一頭だな。

境和樹

動画でも言及したことなんだけど、この馬は本当に京都適性が高いよね。それに、今回はシュタルケ騎手の騎乗も見事だった。

ブライアン

あれは中々の好騎乗だったな。ヘデントールを負かしそうな勢いすらあって、最終直線はかなり燃えたね。

ドンズバTVでは今後も魅力たっぷりの金脈ホースを紹介していくから、このコラムと合わせて重賞の馬券に役立ててくれよな!

境和樹

チャンネル登録がまだの方は、ぜひこの機会に登録よろしくお願いします。

さて、あまり前置きが長くなってもいけないので、そろそろ本題に入りましょう。今週はNHKマイルをジャッジして行きます。早速ブライアンからこのレースのポイントをよろしく!

ポイント①レースに潜むワケアリ話

ブライアン

このNHKマイルCの出走馬には、色々とワケアリ話があるんだよな。今回は皆さんに、レースを予想する上で知っておいてほしいネタをザッとお届けしていくからな!

境和樹

恐らく1人気になるであろう、アドマイヤズームにまずは注目だよね。去年はGⅠ朝日杯FSを制覇。このGⅠNHKマイルCに出走するための賞金を既に持っていながら、敢えてGⅡニュージーランドTに出走したからね。

ブライアン

そうそう。結論から言うと、これは本番前に長距離輸送を経験させたいっていう陣営の意向が強かったみたいだ。このアドマイヤズームは栗東所属で、デビューしてからの3戦が全て京都。つまり、一度も長距離輸送を経験してなかったんだよな。

境和樹

長距離輸送って、初めてだと体が減っちゃったり、イレ込んじゃったりするからね。全くの未経験なのか、それとも一度経験したのかは、馬にとってはもちろん、陣営にとっても大きい。

ブライアン

だな。アドマイヤズームの前走は確かに2着に負けたが、得たものはデカい。今回も再度の長距離輸送だが、一度こなしていることで不安なく望めるからな。

境和樹

そのアドマイヤズームを前走で負かしたのが、イミグラントソング。当時は石川騎手だったけど、今回はルメール騎手にスイッチ。

ブライアン

石川は可哀そうよなぁ...、GⅠ馬を負かしたってのに、続けて乗れないんだから。当初は石川がこのNHKマイルCでも乗れそうだと聞いてたんだが(苦笑)。ま、彼にはこの悔しさにもめげず、頑張ってもらおう!

境和樹

そうだね。まあ今回は何も悪いことはしてないし、結果を出して行けば大きなチャンスに恵まれるはずだからね。

ブライアン、あと何か気になる点はある?

ブライアン

あとは、エンブロイダリー(桜花賞勝ち馬)とファンダム(毎日杯勝ち馬)は、このNHKマイルCに出る未来もあった。しかし、エンブロイダリーはオークス、ファンダムはダービーに矛先を向けたんだよな。

多くは語らないでおくが、2頭共にノーザンFの馬だ。

境和樹

エンブロイダリーもファンダムも、今回出てくれば上位人気間違いなしだったからね。この2頭が他のレースに回った関係で馬券的に面白くなった。そして既にブライアンは、言えないことも含めて裏話を掴んでいると思うけど、引き続きリサーチよろしく!

ブライアン

任せてくれ!直前のデキも含めて、最終結論に反映するからな!

それじゃ、境編集長からもポイントを頼む!

ポイント②血統傾向は変わった?変わってない?

境和樹

このレースは昔こそヴァイスリージェント系の馬が良く来ていたんだけど、最近はストームキャットに押され気味だね。

直近では昨年の勝ち馬ジャンタルマンタルがストームキャットの系譜に連なる一頭。一昨年、23年はもっと顕著で、1着から3着まで全てがストームキャット系という結果。

ブライアン

3頭ズバリってのはとんでもない傾向だな。

境和樹

それ以外にも好走例は結構あって、しかも人気薄でも馬券に絡んでいるんだよね。穴党ならぜひ意識して欲しいポイントだ。

【NHKマイルC・ストームキャット系の好走馬】(抜粋)
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22年:3着カワキタレブリー(父ドレフォン、18人気)
21年:2着ソングライン(父母父ストームキャット、7人気)
20年:1着ラウダシオン(母母父キャットシーフ、9人気)
19年:2着ケイデンスコール(父母父ストームキャット、14人気)
17年:2着リエノテソーロ(父母父ストームキャット、13人気)
ブライアン

高配当を狙うなら人気薄のストームキャットは欠かせないな。

ヴァイスリージェントが押され気味なのは何か理由があるのか?

境和樹

これはコース形態や馬場辺りにヴァイスリージェント系が弱体化するような要因があったわけではなく、ストームキャット系で良い種牡馬が続々出てきたのが原因だね。

昔はストームキャット系の種牡馬ってあまり目立った活躍をしていなかった。ところが、近年ではキズナやロードカナロアのようなストームキャット系の名種牡馬が続々表れているんだ

結果として、相対的にヴァイスリージェントの存在感が薄くなったってことだね。

ブライアン

なるほどな。

ってことは、ヴァイスリージェント系でも面白そうな馬がいれば積極的に狙ってOKってことか?

境和樹

そうなるね。

そもそも、ヴァイスリージェントとストームキャットはいずれも父ノーザンダンサーだからさ。血統傾向が変わったように見えて、ダート系ノーザンダンサーが狙い目という部分はずっと変わっていないとも言えるんだ。

ブライアン

これはいいことを聞いたな。血統傾向が変わったように見えて、根っこにあるものは同じってワケだ。

改めて登録馬を見てみると、血統的にもウラ話的にも面白そうな馬がチラホラ。

その辺りは今週も徹底リサーチして皆さんの馬券に繋げたいね。それに、血統や現時点での情報ではノーマークでも、週末に急にいいハナシが入って来る馬もいるから、続報を楽しみにしていてくれよ!

【NHKマイルC】前哨戦でトリプルヒット!マル秘ネタで導く特大金脈馬

プロフィール

ブライアン梶田

ブライアン梶田

業界関係者と幅広い交友を持ち、陣営の“思惑”を予想に落とし込む一方、枠や脚質から展開を読むことにも長けている。勝った夜に呑む酒こそ、この世の至高らしい。長年培った勝負勘から厳選指名するターゲットは必見。

プロフィール

境和樹

境和樹

立教大学部法学部卒。『東京スポーツ』や『競馬の天才!』などで人気コラムを執筆し、『ラジオ日本』ではメイン解説を務めるなど各メディアから注目されている実力派血統予想家。血統理論により導き出された必然の穴馬から驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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