
【北九州記念】暑さを乗り越える一頭を探せ!下半期最初の重賞もシッカリ予習
提供:重賞トレンドジャッジ
熱中症の報せも多く、馬にとっては厳しい気候が続く今日この頃。
ただ、一部の馬は夏の暑さが寧ろ追い風ってパターンもある。そういう馬を見極めることが、高配当続出のこのレースを攻略するカギになりそうだ。
確かに、トップホースが秋まで出て来ないということを加味しても、夏になるとやたら走る馬っているからね。
そうそう。一番分かりやすいのは昨年16人気3着だったモズメイメイだな。涼しい時期はサッパリで、完全な夏専用機になってきている。
思い出してみて欲しいのは調教でさ、モズメイメイは昨年のこのレースに向けた調整で、栗東坂路49.5秒というとんでもない時計を出していたんだ。
あれは関係者の間でも話題になったよね。別馬なんじゃないかってくらい動けていたって。
結果的にはこのレースでの復活を足掛かりに、サマースプリントシリーズで3戦続けて馬券圏内。かと思えば秋からは惨敗が続いているから、本当に夏がすこぶる得意なんだろうな。
そんなモズメイメイだけど、今年に入って転厩している点についてはどうかな。
鋭い指摘だな。結論だけ言えば問題ナシ。というのも、音無厩舎でモズメイメイを担当していた厩務員が、厩舎解散に際して前川厩舎に移ったんだよ。
調教師は変わったものの担当者は変わらず。今年も同様の調整が期待できるぞ。
それなら安心だね。
万が一昨年のようには仕上げられなかったとしても、担当者が同じならすぐ気が付くことが出来る。これも嬉しところだな。
他の馬に関しても、表に出ないホンネを含めて色々探って来るから、楽しみにしていてくれ。有力馬に夏負けの気配がある一方で、世間ではノーマークの馬が気温と共に調子も上げている、なんてことも大いに有り得る。
そういうハナシを掴んだら、ここでだけコッソリ共有させてもらうぜ。
暑さを吹き飛ばすスクープに期待しましょう。
さて、私からは血統傾向の話を。
このレースはストームキャットやヴァイスリージェントなどのダート型ノーザンダンサー系が強いよね。
昨年3人気1着だったピューロマジックはストームキャットの系譜。ブライアンが挙げていたモズメイメイも母母母父まで遡るとストームキャットの名前があるね。
そんなモズメイメイを筆頭に、人気薄でも結構走るのが特徴なんだ。
なるほどな。短距離と言えば、のロードカナロアに限らず、ダート型ノーザンダンサー系は外せないレースってわけだ。
今年の登録馬にもその系譜に連なる馬がいるからね。穴党、本命党問わずぜひ意識して欲しい血統だ。
このレースは夏に向けた調整と血統、この2つに注目して予想してみてくれよ!
さて、今週はここまで。いよいよ7月に突入して暑さもひどくなる一方だろうから、我々も読者の皆もしっかり水分補給をしないとだな。
ビールは水分補給にならないからね。
痛いところを突かれたな(笑)。
体調が良くなきゃ競馬も楽しめない。週中は取材も詰まっているところだし、麦酒ではなく麦茶で我慢するよ。それではまた週末に!
【北九州記念】スプリント重賞で穴馬券ガッチリの競馬JAPANが贈る金脈馬
業界関係者と幅広い交友を持ち、陣営の“思惑”を予想に落とし込む一方、枠や脚質から展開を読むことにも長けている。勝った夜に呑む酒こそ、この世の至高らしい。長年培った勝負勘から厳選指名するターゲットは必見。
立教大学部法学部卒。『東京スポーツ』や『競馬の天才!』などで人気コラムを執筆し、『ラジオ日本』ではメイン解説を務めるなど各メディアから注目されている実力派血統予想家。血統理論により導き出された必然の穴馬から驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。