
【クイーンS】なぜあの騎手が札幌に!?この舞台で強い血統とは?
提供:重賞トレンドジャッジ
今回取り上げるのはクイーンSだ。
夏競馬の牝馬限定重賞がココしかないということもあってか、メンバーが揃っていて面白いレースだぞ!
かつてはアエロリットやディアドラが勝ったり、ここ2年は3歳馬が勝って秋華賞に直行。秋のGⅠに繋がるレースなんだよね。
ああ、このレースが持つ意味合いはかなり大きくてな。多くの陣営や騎手が重要視しているぞ。
ほうほう、もう少し詳しく聞かせてもらえないかな?
陣営としては、有力な牝馬を出走させるなら、それなりの騎手を確保したいし、騎手も秋のGⅠに向けて、なんとか手中に収めておきたい。
だから、このレースでは札幌が主戦場ではない騎手が遠征して来がちなんだよな。
他場では暑熱対策の影響で遅くまでレースが行われることもあって、移動に伴う問題はありそうだよね。
コラム(金脈ココにアリ!)でも話したが、例えば新潟の場合は16:15が新千歳空港行の最終便で最終レースまで居残れない。
羽田を経由する手もあるが、その場合は羽田で1泊する決まりがあり、札幌の前半のレースに間に合わないという問題が発生するんだよな。
他場の後半、もしくは札幌の前半で乗れない上に、タイトな移動スケジュール。相当乗りたい馬がいない限りは、遠征という選択肢は取らないだろうね。
そうだな。今回は、前日中京で騎乗の川田と、新潟で騎乗の横山琉人、石川が遠征予定だ。
川田騎手は、中内田厩舎のアルジーヌと久々のコンビになるけど、このタイミングでの乗り替わりは何かの意図を感じるね。
彼らは旧知の仲で、中内田先生としては素質があると感じた馬には、なるべく川田に乗せたいと考えている。
川田としても、好きなタイミングで乗りたい馬に乗れる関係性なので、彼が今回この馬を高く評価しているのは間違いないだろうな。
横山琉人騎手にとっては、いつ乗り替えられても不思議ないフィールシンパシーにまた乗れるのは有難いだろうね。
実は、前走の大敗は想定内。事前の段階で「勝負は次(クイーンS)だと思いますよ」って、近しい関係者に漏らしていたらしいぞ。
条件が好転するなら、ここでの巻き返しに期待したいね。それでは、私からはレース傾向の話を。
まず、このレースの特徴としては11秒台への突入が早く、近年もラスト5F、4Fのロングスパート戦や、序盤から11秒台のラップが並ぶ持続戦になりがちということが挙げられる。
それ故に、スタミナや持続力に長けた馬が好走しやすいんだ。
なるほど。こういうラップになるのはコース形態も関係していそうだな。
ご名答。このコースは平坦だから、坂に備えて温存しようという心理は働きづらいため、序盤から流れやすい。
それに加えて、直線が短い分、早めに仕掛けようとする心理が働くので、持続力が求められる展開になりやすいんだよね。
そんなレースで狙い目の血統の馬はいるのか?
ステイゴールド系やマンハッタンカフェみたいな
スタミナ型サンデー系とか、
あとは、欧州血統が強いね。
以下がその好走例になるよ。
人気薄もかなり来ているな!母父が欧州馬の馬も結構来ているので、母父も要チェックだな!
ただ、スタミナ型サンデー系と言われて、ピンとこない人もいるだろうから、そこについても解説よろしく!
了解。サンデーサイレンスの直系であることは、他のサンデー系と共通しているんだけど、母系に大きな特徴があるね。
先ほど取り上げた種牡馬のどこにスタミナ要素があるかを示したのが以下の表だよ。
なるほど!これがスタミナ型サンデー系と言われる所以ってワケだな。
この特徴を引き継いだ産駒たちも、持続力やスタミナに優れた馬が多くて、その強みがクイーンSで活きるという訳だ!
まさにその通りだね。種牡馬の血統を遡っていくと、産駒傾向と辻褄が合うことが往々にしてあるから、血統は非常に奥深くて面白いよ。
今回は有力馬に乗るために遠征する騎手や、持続力やスタミナに優れた血統について取り上げたぞ!
この内容をレース前に見返して、是非とも馬券に役立ててくれよ!それではまた次回!
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業界関係者と幅広い交友を持ち、陣営の“思惑”を予想に落とし込む一方、枠や脚質から展開を読むことにも長けている。勝った夜に呑む酒こそ、この世の至高らしい。長年培った勝負勘から厳選指名するターゲットは必見。
立教大学部法学部卒。『東京スポーツ』や『競馬の天才!』などで人気コラムを執筆し、『ラジオ日本』ではメイン解説を務めるなど各メディアから注目されている実力派血統予想家。血統理論により導き出された必然の穴馬から驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。