
【CBC賞】勝ちたい理由がココにある。この1戦は譲れない!
提供:重賞トレンドジャッジ
今回取り上げるのはCBC賞だ。
このレースは、GⅠ出走へ向けて賞金加算をしたい馬もいれば、サマースプリントシリーズ優勝を目指す馬もいてな。
彼らにとっては非常に大事な一戦になってくるぞ。
賞金が足りなくて除外になるのは避けたいし、夏のタイトルも捨てがたいよね。
まずは、前者の方から行こうか。現時点で加算が必要な馬を挙げるとすれば?
ジューンブレアは、前走の函館SS2着で賞金を積んでいるが、正直まだ心もとないという状況だ。
現在の出走馬決定賞金は5500万。他の馬の賞金にもよるが、昨年のボーダー8100万を目安にするのであれば、ここでの勝利が必要になって来るな。
昨年は近年の中でもかなりボーダーが厳しかったけど、この基準を超えておくに越したことはないよね。
その大事な一戦で手綱を取るのは、前走も騎乗した武豊騎手か。
ああ。この馬に乗るためにわざわざ主戦場としている札幌から遠征して来るそうだ。
先週も話したが、札幌と他場を行き来するのは、本当に大変なんだよな。
それだけ、その労力に見合う対価があるということ。余程、この馬に惚れ込んでいるという事だろうね。
一方で、サマースプリントシリーズ優勝を目指してここに出走して来るのが、ヨシノイースターだ。
この馬は現地点での出走馬決定賞金は8750万で、近年の中でも特に厳しかった昨年のボーダーも超えているし、正直GⅠに直行してもいいくらいだよね。
そうなんだよな。ただ、このシリーズを獲れば馬主や厩舎関係者には、褒賞金(馬主:3200万、厩舎関係者:800万)が入ってくるんだよな。
そうなると、使える状態なら使っておきたいのは当然と言えるかもしれないね。
ああ。ちなみに、そのサマースプリントシリーズを獲るための目安だが、過去の優勝馬を見ても重賞を2つ取ればほぼ当確と言っていいだろう。
年によっては、重賞勝ち1つ+掲示板内1つでもチャンス有りという状況だ。
ヨシノイースターも、ここを勝てばシリーズ優勝の可能性が出てくるということだね。
2勝目を上げる馬がいなければ、かなり有力になるだろうな。
それじゃ、編集長からもこのレースのポイントをよろしく!
このレースについて、まず言えるのは、
ディープ系
が強いということ。
以下が近年の好走馬になるよ。
ディープ系はマイル以上というイメージが強いだけに、これは意外なデータだな。
芝の発育の良い夏に、直線の長い中京で施行されるのもあって、上がり勝負になることが多いんだよね。
以下は近年の勝ち馬の上がり時計だけど、32~33秒台の上がりを使えないと厳しい事がよく分かるよ。
なるほど、こういうレース質になるとディープ系が強いということだな!
現状の中京を見る限り、今年も高速馬場での施行になりそうで、速い上がりは必須になって来るだろうね。
今回は函館SS組と北九州記念組が多く出走予定だが、時計の掛かる決着だった北九州記念とは、真逆のレースになりそうだな。
レコード決着だった函館SSとの方が相関はありそうか?
今年の函館は前走ダートの馬がやたらと来る特殊な馬場だったからね。
高速という点では共通しているけども、直結するかどうかは微妙なところだね。
近走の成績だけで序列を決めるのは危険ってことだな。
では、そろそろ締めの時間だ。今回は各陣営のCBC賞への出走意図と、このレースで必要な武器について解説したから、各自しっかり復習しておいてくれよ!それではまた来週!
【CBC賞】好相性のレースで競馬JAPANが贈る金脈馬!
業界関係者と幅広い交友を持ち、陣営の“思惑”を予想に落とし込む一方、枠や脚質から展開を読むことにも長けている。勝った夜に呑む酒こそ、この世の至高らしい。長年培った勝負勘から厳選指名するターゲットは必見。
立教大学部法学部卒。『東京スポーツ』や『競馬の天才!』などで人気コラムを執筆し、『ラジオ日本』ではメイン解説を務めるなど各メディアから注目されている実力派血統予想家。血統理論により導き出された必然の穴馬から驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。